ミノルタ35
2017年9月2日
父親はレンズ交換のできるフォーカルプレーンシャッターのレンジファインダー機をサブカメラとして、マミヤM645と一緒に使っていた。確かキャノンのカメラだった記憶がある。カメラの棚を見てみるとキャノンと共にミノルタのレンジファインダー機が3台あった。中でもミノルタⅠ型は終戦直後の1948年に発売された。
135フィルムを使用するけど24×32mmという日本独特のサイズ。当時の日本にカメラを買う余裕のある人がどれだけいたかは知らないけど、おそらく輸出用だろう。底部にはmade in occupited japanの刻印がある。でも国際規格は24×36mmなのでGHQがそのサイズのカメラを諸事情により輸出禁止にしたらしい。
輸出メインで生産するならそのあたりも考慮せんとあかんやろうとツッコミを入れたくなるけど当時は今ほど情報社会じゃないからわからんかったかも知れない。1953年発売のⅡ型からは24×36mmに変更されたけど。
レンズもその画角に合わせて標準のSUPER ROKKOR 45mmF2.8が造られた。独特の花びら型のフォーカスリングが特徴的。
終戦直後にこれだけのカメラを生産する能力があったからこそ日本は復興できたのかなと思う。