ペンタックスLX
2017年8月23日
いつの頃だったか、ふと父親のカメラの棚を見ると見なれないカメラがあった。取り出してみるとペンタックスLXだった。
ペンタックスがニコンFシリーズやキヤノンF-1に対抗するべく、ニコンF3発売の三ヶ月後の1980年6月に発売したLXはプロ仕様のフラッグシップ機らしく豊富なカメラシステムと世界初の防塵・防滴構造を持っていた。
早速使い始めた私は初めて持つプロ仕様カメラの重厚感と心地よいシャッターフイーリング。レンズは望遠から広角まであったのでいろいろと使ってみた。お気に入りはSMC PENTAX-M 50mmF1.4の明るい標準レンズとSMC PENTAX-M 40mmF2.8のパンケーキタイプのレンズだった。
その後自分で一眼レフを買うまで使い続けたが、買うカメラはプロ仕様の機種を選ぶようになってしまった。ある意味出会わなければ良かったカメラかもしれない
ペンタックスLXはその後2001年までの21年間生産が続けられた。ライバルのニコンF3も2000年まで生産が続けられたからこの両者がマニュアルフォーカス一眼レフカメラの最高峰だと個人的には思う。