いち早くデジタルカメラにシフトし、ペンシリーズやOM-Dシリーズが人気のオリンパス。一眼レフのオートフォーカス化に失敗したことが他のメーカーより早くデジタルカメラにシフトできたことは皮肉なもの。
1950年頃の二眼レフブームの時は多くの四畳半メーカーにレンズを供給していた。オリンパスズイコーレンズを搭載した二眼レフが父親のコレクションの中にも幾つかあった。

そのオリンパスもブーム終盤に参入したけどオリンパス製の二眼レフの種類は少ない。
OLYMPUS FLEX BIIはファインダー、撮影レンズ共にZuiko 7.5cmF2.8を使用した当時としては高性能なカメラ。オリンパスが最初に発売したモデルで製作者の本気度が感じられる。

しかし1950年代半ばにブームは収まり、他に普及機を発売した後、二眼レフ市場から撤退した。
そういった意味では貴重なカメラなのかも知れない。